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谷口正和 プロフィール

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2014年9月29日

成長戦略から継続戦略へ

成熟化した社会が到来した今、成長戦略ではなく継続戦略が求められています。

 

現実を直視すれば、人々が暮らす風景が変わってきていることが見て取れます。

 

これまでの提供者が主役だった時代から生活者が主人公へと転換した中、

この時代にあわせた変化対応が不可欠です。

 

躊躇することなく自ら行動を起こし、柔軟な発想であなた自身がかかわっていく気概をもってより優れた社会を構築していく。チャレンジを楽しみましょう。

2014年9月26日

カンッピ礼拝堂

 

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先日訪れた北欧のヘルシンキで、お椀のような建物に出会いました。

2012年に完成したカンッピ礼拝堂です。

 

教会は、建築家にそれぞれの個性を発露することを求めます。

安藤忠雄は水で、

マティスは光の教会。

この礼拝堂をデザインしたキーモ・リントゥルをはじめとする3人の建築家はフィンランドの木で、

教会という非日常の空間を包みました。

 

ここはヘルシンキでも最も賑やかなエリアですが、

その中にあってこの礼拝堂は別名『静寂の教会』と呼ばれています。

 

都市は今、シアターという物を求めています。

教会は、芸術的で華やかなドラマではなく、むしろ一人ひとりの内面に心理ドラマを呼び起こすという点において、北欧の生活者たちの間で一つの劇場として機能しているのではと睨むところです。

喧騒の中にこそ静寂という認識はそれを示しています。

 

2014年9月25日

ロバート・ドアノー展

 

 

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京都は祇園にある何必館・京都現代美術館に足を運びました。

 

梶川芳友さんが館長を務めるこの古都の小さな美術館で開かれていたのは写真家ロバート・ドアノー没後20年の展示。

 

本展示は、ドアノーが切り取ったパリの生活者の写真が集められています。

パリは世界中からツーリストがやってきてそのライフスタイルを学んでいく生活者ドラマの街であると言えます。

 

我々が彼らの呼吸までをも感じられるのは、ドアノーのカメラがまるで呼吸をするかのように撮影するからでしょう。

シャッターはいつ切られたのか分からず、フラッシュは誰にも気づかれない。

 

生活の海の中でひっそりと生きた写真家の展示をここにご紹介します。

 

2014年9月24日

京都精華大学の集中講義

 

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京都宝ヶ池のそばの森の中にある京都精華大学。

漫画学科で有名な大学であるが、いわゆる「美大」と同じようなクリエイティブ系の学科が中心の大学です。

 

そこの大学院で集中講義を行いました。

 

 

 

担当する領域はデザインベンチャー。

コンセプトが搭載される社会表現力として発信されることを念頭においています。

この写真は、ワークショップの風景です。

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クリエイターたちはいま、チームアクティビティが問われています。

世界目線でクリエイターの発言力が求められる時代にチームクリエイターの発想が重要です。

 

その「群生する個性」が一人ひとりの個性を引き出します。

 

講義では、社会で問われている表現とニュースの生産性をテーマに据え、

そこに着目をおいた伝え方の革新を模索するものでした。

 

今回の集中授業にはオーストラリア、ドイツ、韓国、台湾、中国など海外の出身者が3分の1を占め、そして年齢もばらばらでハンディキャップのあるメンバーも参加していました。

 

この多様性をひとつの力として、プログラムすることの面白みがこの授業にはありました。

 

森の芸術大学、クリエイタープログラムに新たな可能性を見る。

2014年9月22日

クリエイティブの練習

事故で記憶を失った楽器奏者が、演奏を取っ掛かりにして記憶を取り戻すという話から分かるように、我々の記憶は全身から成り立っています。

アジア大会での柔道を見ていても、相手の体が触れた瞬間に頭で考えるよりも先に技をかけた方が勝利している。

これらは2つとも、練習という習慣があってこその体質反応です。

 

スポーツ・音楽・クリエイティビティは似ています。

それぞれのジャンルごとに決められた時間は違いますが、与えられた時間内で最大限のパフォーマンスをするための日々の努力が物をいいます。

ビジネスにおいても、求められれば即座にアイデアの技を繰り出せるように日頃からアイデアを出す練習をしておくことが求められる。

 

スピードと、それを培うための日頃の鍛錬を怠らないようにしたい。

2014年9月16日

クリエイティブ&イマジネーション

先週、京都精華大学の集中講義で京都に行っていました。

デザインベンチャーを志す17名の学生を対象に、多くのことを共に学びました。

 

さらに金曜日午後から月曜日までは、立命館大学のMBA実地研修として、

大崎ゲートシティ、虎ノ門ヒルズの2カ所のフィールド調査に赴きました。

 

構想力を持った経営者の着想でクリエイティブを追求する姿は

まさにソーシャルシフトを彷彿とさせます。

 

新しい働き方が求められる中、自在なワークスタイルの確立が急務となっているように思います。

 

フレキシビリティをもって行動し、社会へどのような影響を与えていけるか、今後の課題として取り組んでいければと思っています。

 

2014年9月 4日

炭水化物を食べながらやせられる! 地中海式世界最強の健康ダイエット

 

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炭水化物を控えるダイエットが注目される中、

オリーヴァ内科クリニック院長の横山淳一氏から、興味深い新刊が届きました。

 

SB新書『炭水化物を食べながらやせられる! 地中海式世界最強の健康ダイエット』。

オリーブの魅力を心得た横山先生が提唱する健康ダイエットは、広く注目に値します。

 

一般社団法人日本オリーブ協会の理事として、

美味しく舌鼓を打つという日常の楽しみの中にあるダイエット法にこそ価値があるものだと思っています。

 

これまでにない地中海式のダイエットここにご紹介します。

2014年9月 3日

人の心を動かす「気遣い力」

 

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日本橋髙島屋コンシェルジュの敷田正法さんが

2冊目となる書籍を発行されました。

 

タイトルは『日本橋髙島屋名コンシェルジュに学ぶ 人の心を動かす「気遣い力」』。

 

人付き合いが上手くなり、信頼をされる。

まさに「長く働いて欲しい」と思われる知恵袋です。

 

ぜひ、ご一読いただきたい。

2014年9月 2日

コンパクトデザインシティ

1週間ですが、北欧の幸福都市を旅しました。

 

世界で満足度の高い5都市ランキングのうち、4都市で北欧が入っています。

その中のコペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキを訪れました。

 

ここでは日常生活のこまやかな配慮として美意識、デザインの戦略化が見て取れました。

今回の訪問都市であるコペンハーゲンとヘルシンキは50万人都市でコンパクトシティの代表格。

 

一番大きいのがスウェーデン1,000万人の首都ストックホルムは、人口120万人。ちょうど京都くらいです。

イケア、H&Mをはじめ、あらゆる業態で世界を見据えたビジネス展開は原則としてのスタイル。

 

生き方、暮らし方が働き方の原型をなし、日常のあらゆるところで、素敵な時間の過ごし方を軸にした生活が営まれていました。

 

その土壌こそが、世界に向けて新たなライフスタイルの提案を可能にしているのでしょう。

ナチュラルな日々をストーリー化させることが、これからのまちづくりのあり方生活文化圏としてのコンパクトシティのヒントをいろいろと学ぶことができました。

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