|
2014年12月24日 茶のこころを世界へ
小学校の大先輩である、裏千家大宗匠 千玄室さん。
美意識ある茶道の本質を貫かれた方です。 人のあり方が根本の部分では、こころに帰結します。
そこにある軸足は平和への祈りです。 利休が残した茶の道も裏表と流派が分かれるものの、心の中ではつながっています。 この認識は、世界に向けた見えない翼となって広がっていきます。
本書を年末の一服として、お届けします。 2014年12月22日 変革の2014年2014年、流通業界は変われないままでいた、 百貨店、GMSにとって大きな変革の時となりました。
選ばれる理由の強化を自ら実践していく中で、個の存在にフォーカスした 「個性」が問われた1年だったといえます。
一人ひとりが明確な価値観を手にし、求められる資質はメディアクリエイターという自己認識。生き方と働き方が重なる社会において、どのように仕事と接していくか。
提供者と生活者とを隔てていた枠組みが取り払われた今、 まさしく社会分析を軸足にした時代が到来した、といえるのではないでしょうか。
2015年に向けて、しっかりと時代の潮流を認識していきたい。 2014年12月18日 東日本大震災「葬送の記」
知人に紹介してもらい、手に取った1冊です。 仙台の葬儀業者として、未曾有の大災害「東日本大震災」を見つめた書籍になります。
多くの死と対面することとなった大惨事は、明日の生き方を問い直し、新しい死生観となって人々の心の中に刻み込まれました。
鎮魂と追悼の意をこめられた本書には、深い悲しみの果てにありながらも、 たくましく生きようとする人々の魂の叫びが込められています。
足元にある大切なものを見つめ直す1冊として、ご紹介します。 2014年12月17日 エッセンシャル思考
かんき出版の山下編集長からご紹介いただきました。
エッセンシャル思考とは、まずは自分自身の個性を明確に定義し、果敢に突き進むことを指しています。
この潮流はありのままの自分を肯定的に受け止めていくことを 是とする世相からも見て取れます。
すべてが成功のためではなく、突き抜けていった結果、成功がもたらされることを表しています。
突き抜けていく個性こそ、新たな価値を作り出すという社会。 その理論が、この書籍には分かりやすくまとめられ、お勧めの1冊です。 2014年12月16日 情報の宝庫選挙結果、与党が大勝しました。 変化社会の中、その経営が問われています。
世界の経営から地域の経営にシフトした今、 問われるべき政策が何であるかを見定めることが求められます。
物が溢れる時代、 大量生産・大量消費の価値軸から、 よりセンスを追求した個性が求められる社会変革を受け入れていかなければなりません。
この選挙が、そのジャッジの場であると見切って、 一つの転換点となることを願います。 2014年12月 9日 生涯クリエイター宣言
武蔵野美術大学で同じグラフィックを学んだ渡辺克巳さんの作品です。
ダンボールと針金を駆使し、絵画を半立体的なインテリアアートに仕上げています。
ジャズにスポットがあたっていた時代、 同じ時を過ごしてきた同級生の作品からは、共感と共に思い出がにじみ出てきます。
生涯現役として表現活動を続けている仲間同士、共感し自分の部屋に飾ろうと購入させていただきました。
時代を共に生きたメンバーたちが社会卒業する中、新しい表現に取り組んでいって欲しいものです。これは「生涯クリエイター宣言」ともいうべきエキシビジョン。
同じ世代のクリエイターに幸あれ。 2014年12月 8日 括られた個性ライフデザインを社是とする私たちの根底には生活者研究があります。
その中に、都市で働く女性研究が含まれています。
働く女性が生み出す市場から、新たな個性が垣間見えます。 そして彼女たちの投資と顕在化した着地モデルによって、次なる価値が浮かび上がっていきます。
既刊『群生する個性』によって提唱した、 個々の個性が集合し、括られた個性の集合体が世界に突出していくように、 しっかりと暮らしを観察していかなければなりません。
その浮遊する個性をキャッチアップすることで、 顧客からの「選ばれる理由」が強化されます。
生活者の暮らしに寄り添い、次代を見つめていきたいものです。 2014年12月 4日 東京大改造マップ2020ハンディ版
将来の東京の建築構造を整理しています。
2020年に向けて東京は、どのような姿を表そうとしているのか。
21世紀、新しい都市はどのような認識が必要か。 その根底には、人はどのように暮らし、生きようとしているのかという論議が大切になってくるでしょう。
より丁寧な単位でネットワークしていく潮流がある中、メガシティに問いかけられている課題、それがコンパクトシティである単位の組み立て。
生活と文化と生き方と働き方を紐解けば、必ず未来につながる認識論と風景が見えてきます。
その考えるヒントのベースとなるマップブック。 日経BP社からの発行です。 2014年12月 3日 コミュニティパワーエネルギーで地域を豊かにする
飯田哲也さんから本をお送りいただきました。
地域エネルギーの重要性を説いた書籍です。 生産効率を追求した大規模なエネルギー供給は、もはや小口分散化させたご当地エネルギーに勝てないことを説いています。
地域社会の中のコミュニティパワーを駆使した自己解決型エネルギーを ホームグランドビジネスとして提案されています。
エネルギーは総量的に語られてしまいますが、 創意工夫によって個々のエネルギー消費をいかに削減していくかについても言及されています。
地に足のついた未来のエネルギー論。 非常に魅力的な本に仕上がっています。 2014年12月 1日 匿名性の中にある個性民芸が見直されています。 その特徴は匿名性の中にある高度な匠力。
その方法論の伝承によって、 誰でもが鍛錬をすることによって作ることを可能にし、それが日常の道具としてのデザインを引き受けています。
しかし、個性的表現のみが先行し、アートとして作品化すると日常価値とは乖離してしまいます。
弊社の「システムズ」には、方法論という意味が含まれています。 生活者研究をシステム化し、普遍的な制度として取り込み、社会課題を解決することを掲げています。
常にこのシステムを土台に個性が発芽して 現場の風景にマッチした解決を提案していくことが大切。独自なるコトはその中に現われてくるモノとして理解することができます。 |