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2015年1月14日 トーベ・ヤンソン―仕事、愛、ムーミン―
フィンランドの童話作家で、ムーミンの生みの親であるトーベヤンソン氏。 生誕100周年を記念し、トーベ・ヤンソン研究の第一人者ウェスティン氏が書き綴った書籍です。
人生で大切なコトが伝えられていました。
決して見返りのために、行動に移すのではなく、 働くことや愛することなどのすべての行動は、「生きることに一生懸命であれ」というメッセージが汲み取れました。
個性もどこか表層的な言葉です。 固有性は他者との違いです。その差を埋めるのが、学習ではないか。
そして生き方を突き詰めた時、様々な人との重なりがあったことに気付きました。
旅する画家がしたためた数多くの挿画があり、ドラマの軸となるムーミン谷を想起させます。
表現に携わる者として大いなるヒントとなりました。
刊行:講談社 本体3600円 |