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2015年1月27日 菅木志雄展
先日、キュレーターの長谷川祐子さんからご招待を受け、 東京現代美術館で開催の菅木志雄「置かれた潜在性」という展覧会を鑑賞しました。
同館創立20周年記念のミレニアム展覧会で、オープニング・レセプションに参加しました。
先週、弊社の文化経済研究会にも、「キュレーションとは何か」をテーマにご講演いただきました。
キュレーションとは、関係学である。 常に新たな目線をもって見る人と作る人の関係性をつむぎだす行為であり、作品が設置されることによって風景を形成し、人とのかかわり方を提示するものです。
表現された問題意識の合間を人は縫うように歩きます。 つまり、感性受信というものが、新たな認識論を顕在化させていきます。
この芸術に対するかかわり方を創造することは人の旧概念を超えて、その叡智を丁寧に整理し、新しい世界観を作るという繊細な行為が、様々な出会いにつながっていきます。
キュレーターは、アートのすべてを投げ出し、再構築する挑戦者。 優れたメディアプロデューサーを見た思いです。 |