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谷口正和 プロフィール

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2015年4月30日

浅草の勘三郎

先日浅草寺で平成中村座の歌舞伎小屋が催されたので、私も駆けつけました。

 

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歌舞伎座は今や大型劇場となっていますが、歌舞伎の外で演じられる『勧進帳』は初めて。江戸の芝居小屋は程よい大きさと空気感。

歌舞伎黎明期のエネルギーと若々しさが感じられました。

18代目中村勘三郎が復活させた平成中村座の夢。

今やNYにまで遠征する彼らは正に歌舞伎の世界化という新たなる時代を切り開こうとしています。

 

また、塚田圭一氏の耳より解説のお陰で、幕間も含めて楽しむことができました。

皆様にもこの感動をお伝えします。

2015年4月28日

きものの森

着物の「やまと」の矢嶋会長の著書『きものの森』。

 

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半生をかけて取り組んできた着物ビジネス。

その中での苦労や困難、

着物市場の凋落と再生のシナリオを振り返っています。

 

生産者と生活者を分けない経営論で、和の文化そのものを継承して繋いでいくということを使命にされています。

本書の題名である『きものの森』には、

作る人、

売る人、

着る人、

その三者が共有できる豊かな関係の場の創出という願いが込められています。

まだまだ続いていく氏の挑戦を見守りたい。

2015年4月27日

世界の大潮流に身をゆだねる

弊社内プロジェクト「島暮らし研究会」の兼ね合いで、

先週石垣島から観光のキーパーソンがいらっしゃいました。

 

日本は6000の島々から構成されている言わば独自と個性の集合国家。

最新データによると、そこに1ヵ月あたり150万人のツーリストが世界からやってきている。

 

人口減少を嘆くのではなく、加速していく世界からの大潮流の力を借り、流動に身を任せたい。

2015年4月22日

Life Design Journal Vol.6

Life Design Journal Vol.6が完成しました。

 

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巻頭の対談ではソーシャルシンキング時代の潮流を上野千鶴子さんと語り合っています。

社会的な変化をどう捉えるかに議論が広がっており、今までのような縦割り構造に捉われているとその変化を見逃してしまう可能性があります。

 

年末以来ピケティ論議が盛んですが、格差の拡大や階層の固定に捉われるのではなく、新たな価値観の中で次の目線を創造できるかが問われています。

 

その課題に、ジャパンライフデザインシステムズのメンバーがどう取り組んだかも紹介させていただいています。

2015年4月21日

The pintxo trail

Pintxo(ピンチョス)というのはピンで刺す一口料理で日本流に言えば小皿料理のこと。

 

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スペイン、バスク地方のサン・セバスチャンは世界的なバルシティを形成しています。

今回そのバスクに行くツアーを組んでいる最中です。食文化というものの中に色んな知恵や顧客の創造が複合的に集まれば、例え小都市であってもミシュランの数が人口比ナンバーワンの世界都市となることができる。

 

同じような構造で注目を浴びている都市は日本では京都があります。

祇園や先斗町界隈の食文化の集積は、神社仏閣や四季の移ろいと絡んで京都を魅力ある都市にしています。

大阪を含め周辺都市もその着眼に戦略的に気付いていく必要があるでしょう。

2015年4月20日

見えざるものを見えるように

15年ほど前、感性型市場戦略というキーワードを掲げ何冊かの本を出版しましたが、

最近ますますその傾向が強まっていることを感じています。

 

つまり、縦割りの知識ではなく、五感を連鎖させた言わば第六感的な気付きによって価値が生まれていく。

その最も分かりやすい例がSNSが象徴するネットワークです。

単なるデータではなく動画や音楽などの感動が市場を動かします。

見えざるものを見えるようにする、ヴィジュアライゼーション戦略を強化が重要になっています。

2015年4月15日

上野千鶴子氏著書『ケアのカリスマたち』

友人の上野千鶴子氏が、医療のフロントランナー11人に行ったインタビューが収録された『ケアのカリスマたち』(亜紀書房 税別1600円)をご紹介します。

 

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自らの生き方と共感軸の中でケアに対し取り組み、

ホームグラウンドの中でケアのプロフェッショナルが手を組んでチーム単位でサポートをしてくれれば、

一人で死ぬということは怖いどころか安心の中にあります。

 

装丁も完成度が高く、上野氏の高齢社会における指摘とトライアルがよく現れ、多面的な社会課題を面白がるという社会学者ならではの視点があります。

2015年4月14日

PARASOPHIA:京都国際現代芸術際2015

PARASOPHIA:京都国際現代芸術際2015が開催中です。

京都はこれまで四季の変化、文化、歴史、食、様々な要素の集合集積によって人を集めてきました。

その集合集積に、新たに現代芸術という視点から挑んでいるのがこのPARASOPHIAです。

 

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北京オリンピック開会式の花火の演出などで世界的に有名な蔡國強、

ビデオインスタレーションで知られるウィリアム・ケントリッジ他、

数多のアーティストをキャスティングし、京都のアートマップを作ってプログラムを周辺化させています。

 

5月10日まで開催されていますので、是非足をお運びください。

2015年4月13日

老いを活用していく社会へ

弊社スタッフのお母様が70歳の古希を迎えられるそうです。

 

我々は江戸美学研究会という活動を展開していますが、

江戸時代は年を取ることを積極的に活用してきた時代。

例えば老中や若年寄などの役職の名前にもそれは表れています。

 

21世紀も、日本にかつてあった社会にならい、

年を取ることを年金や医療保障などのネガティブな話題と結びつけるのではなく、

どんどん蓄積していく知恵と経験という肯定的な視点から、

喜びをもって老いと向き合う社会でありたい。

2015年4月 9日

谷口正和 マーケティング・キャンプ

新しいウェディングマーケティングの勉強会でコメントを差し上げる機会がありました。

今、時代と顧客の要望はどのようなものなのか。

そのようなことをお話しました。

私はウェディングをやっている人間ではありませんが、

情報社会は一つひとつの変化をどのように受信し再活用するかという認識論が大事です。

その考え方はどのようなマーケットに携わる人にも活用していただけますので、

どうぞご参考になさってください。

2015年4月 8日

石田淳氏著『マンガでよくわかる 教える技術』

現場の中にあらゆるヒントがある。

そのヒントを拾い上げ、行動に反映させるというのがこの石田淳氏著『マンガでよくわかる 教える技術』のメソッドです。

 

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行動科学という視点のビジネス書ですが、マンガもさしはさまれ読みやすく、

ファッション販売に携わる人に向けられた本です。

 

私の友人が編集長をやっているかんき出版からこの本をいただきましたのでご紹介いたします。

2015年4月 7日

池平徹兵展「この花」

池平撤兵氏の個展が5月7日まで丸ビルの1階H.P FRANCE WINDOW GALLERYで開かれています。

 

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池平氏は現れた変化をそのまま表現する、

いわば無造作の受信型モザイクをメソッドにし、情報社会における受信発信を軸にした類稀なるセンスを持っています。

 

コンセプトだけではなく、絵も非常にかわいらしく魅力的で、いずれ一緒にプロジェクトを起こしたいと考えているところです。

2015年4月 6日

情報活用と未来への展望

先週の土曜日は弊社の全社員研修が行われました。

 

各プロジェクトから新しい選択と展望が発表され、

学習のための学習ではなく、実りのあるプレゼンが続きました。

 

情報とは、集積や所有に価値があるのではなく、活用と使用こそ重視すべきです。

どんな情報に対しても編集者的な視点を持ち、

未来への備えとしていける気概を磨きたい。

2015年4月 2日

美術手帖『世界の新世代アーティスト100』

美術手帖3月号の特集は『世界の新世代アーティスト100』。

 

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アートは哲学と表現の狭間で、コンセプチュアルな構造を具現化します。

上位概念である思想に、高ぶったイマジネーションを絡め、精神世界の中にあるポリシーを鋭く尖らせて矢としてはなっていく。

 

本号では、アーティストとギャラリー・インスタレーションなどのビジネスを分けて考える時代を超えて、世界を股にかける新しいアーティスト達が紹介されています。

 

ヘルナン・バス、

クレール・フォンテーヌ、

アンリ・サラ。

 

新たな表現者たちから刺激を貰いました。

2015年4月 1日

『スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営』

山井 太氏著『スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営』はアウトドア用品メーカースノーピーク社長による初の著書です。

 

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3月13日にオープンした新しい商業施設「アウトドアヴィレッジ」に出店していたスノーピークでこの本と出合いました。

 

キャンプというコンセプトを軸足にした会社経営に取り組み好きなことだけを仕事にする。

働くことと生きることを重ねるのが原則の現代において、そのスタイルを体現なさっています。

キャンプとは、この地球に与えられたストックを経済に変えていく自然共生型ライフスタイル。

アウトドアクリエイターライフを見習いたい。

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