2015年6月 9日
『江戸のダンディズム』
7月20日まで根津美術館で開催されているコレクション展『江戸のダンディズム』の招待券をいただいた。
昨今は江戸への回帰が様々な視点から、多様な形をとり表れている。
刀剣女子など、江戸好きの女性を始め、料理、町民の暮らし、新しい江戸へのアプローチ、認識論が活発です。
江戸は、参勤交代や旅人の往来があり、屋台の発祥地でもあることから分かるように、固定的な概念よりも、流動の中にあった都市といえる。
宵越しの銭は持たないという言葉に代表する、よりシンプルな、持つよりも活かすという思想。その代わり丁寧に、細やかな生活と装飾を大事にする。
そこに我々の美意識の源泉がある。
刀剣にも文化的な美意識が織り込まれた世界を堪能させてくれるこの展覧会、皆様にも是非お薦めしたい。