2016年3月 7日
「志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰」展
京都国立近代美術館で3月21日まで開かれている「志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰」展を訪ねました。
自然の中に沈み込んでいる色を見出すための努力を重ね、草木染めに生きる時間のほとんどを注ぎ込んできた色彩の詩人。
特に、日本文化の根底を支えている色であると彼女が評している「藍色の表現」からは、文学、和歌、その他日本にある様々な物語に対する彼女の造詣が伺えます。
生涯を賭けうるに足る使命と出会った人が紡ぐ染の奇跡を見せていただき感動している。