2016年3月15日
花森安治伝
本棚を整理していてなつかしい花森さんの本『花森安治伝(新潮社 税別1900円)』と再会。
私の父(谷口正元)が東京創元社という出版社の編集者を務めていたころ、『暮しの手帖』の編集顧問として手伝っていたご縁で私も一度花森編集長にお会いしたことがあります。
その時教えていただいたことに「アイデアの出し方」があり、それは毎日「いろはガルタ」を考えるという発想の練習です。
おかっぱ頭でスカートを履いた姿は、「女性の感性」に近づこうとされているのではと感じました。
『暮しの手帖』の表紙を開ければ、コンセプトが書かれている。
常に注目すべき課題が何で、その解決のためにこの雑誌が発行されているということが明示されている。
その認識を学ばせていただいたことが、「ライフデザイン」を会社のコンセプトとしたことに活かされている。
花森編集長に感謝している。