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2016年5月31日 若沖の衝撃若沖展が大人気の中幕を閉じた。 和樂が「若沖の衝撃」ムックで発行している。
100年先の人に評価されたいという本人の言葉から、 今の時代の人に寄り添うようにしてなんとなく描くことはしないという意志を見ることができる 現状認識から脱出して自由に羽ばたくのである。
私も絵を描くので分かるが、彼は構想や着手が早い。表現の中に速度がある。 芸術はいつまでもダラダラ書けばシャープさを保つことは難しく、 構想が枯れないうちに一気に書き上げなければならない。
若冲の再評価はアメリカ人収集家ジョー・プライスによるところが大きい。 他者目線による気づきがなければ、足元に光ったダイヤモンドはなかなか日本でも見つけられない。
京都の錦通りで生まれ育った若沖、芸術と商人とクロスした魂によって時代を突き抜けた生き方に注目したい。 2016年5月19日 太陽の蓋当社の卒業生で現在は映画プロデューサーである大塚馨氏が手がけた『太陽の蓋』。
3.11から5年の歳月が過ぎ、風化の兆しすら見えつつあります。 既に地震の議論は熊本に移っていますが、 戦後最大の津波と未だに危機を内包している原発、3.11から学んだことを本当に知識とできているでしょうか。 これらの情報を整理してジャーナリスティックエンターテインメントとして完成された映画です。 3.11から5日間の官邸内をベースに、東京、福島で暮らす人々の姿が錯綜していきます。 ■試写会:映画美学校 試写室 5/20(金)15:30 6/6(月)18:00 6/21(火)15:30 ■問い合わせ 太奉 03-5367-6073 2016年5月10日 未来戦士求む閉塞を打ち破る革新の中に時代の未来像が見え隠れする。
この時代に、圧倒的な戦士が求められている。コンバット、ソルジャーという言い方や、企業で言えば時代の先端を走るフロントランナー。つまりチャレンジャーの登場への願望が広まっている。
未来に対して革新を促す流れを作るための戦士役を、トランプもサンダースも引き受けている。 安定的な候補であるヒラリー・クリントンは女性が新しい未来を創るというアピールへのファイターそのものを強烈に打ち出す必要がある。
鬱積し希望を失いつつある未来を集約するフューチャーズアローとしての役割を大統領選は内包している。 時には極端なメッセージを発信してでも、挑戦者としてのシナリオを提示しなければ人々の支持を創出できない。
全体のバランスの中で新しい経営の流れを要求していることに注目したい。
2016年5月 2日 つくりべの森「全国つくりべの会」最高顧問で、きもの「やまと」の第二創業者とも言える、矢嶋孝敏氏から「つくりべの森(1400円+税 衣服研究振興会発行)」を頂いた。
地域社会の中で主軸になる生産という仕事そのものを組み立て、人々が暮しの継続する力をサポートするという時代の要請に応えていく。 産地となるふるさとをどのように支援し応援するかが問われている流れの中でこの本が発刊された。 全国を点・線・面の流れで俯瞰し、枯れていく「点」における根の部分を力づけるというのが強い睨みどころ。 地域匠の中心を引き受けている方にインタビューをし、人がそれぞれの可能性に生涯をかけ連鎖し相互していこうという活動。その応援歌としてのリポートブックである。 私もその応援をしたい。 |