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2017年5月29日 美術手帖 6月1日号
美術手帖が蔦屋書店のグループに入り、全体で企画力を高めている。 仕掛ける編集という認識で現代美術への再提示アートプレゼンテーションのコレクティブノートを提案している。
大山エンリコイサム氏の監修を得て、「シグナル」をテーマ編集。
情報社会の芸術の存在証明は 一点突破としてのビジュアルアイコンの重要性にある。
多様多彩なコンセプトを注入して、シンボライゼーションという切り口のアートワーク整理学。 今の時代に求められる個性の頂点揃えが世界観を出している。
「共振するグラフィティ」というテーマは興味深い。 都市の視覚想像力を指摘し、視覚言語で突き抜ける都市の表現連鎖に 新しいアートの定義そのものを加速度的に高め、都市自身をキャンバスに変えていく流れがそこにある。
現代の表現を求めて人が駆けつける サムシングニューは、多様に見えつつも個性シグナルの クロスコーディネーション、ネットワークによって構成され、 日常がエキシビジョンの構造を持っていることをリポートしている。
アーティストインタビューも加わり、 まさに都市のメディアプログラムを自負している。
拠点を猿楽町に移し 挑戦する可能性に期待したい。
出版:株式会社美術出版社 価格:1600円+税 |