今回は、『2k540 AKI-OKA ARTISAN』に出店している「2mOa」さんにインタビューすることが出来ました。少し長くなってしまいますので、2部構成にしますね。
今回は、その第1弾です。
2mOa
メンバーである森山さんと益子さんによるジュエリーメイキングユニット。
2人のデザイナーで作品を作り出すこと、お互いがお互いの力を引き出すという思いを込めて頭に“2”を、メンバーの名前に全て入っているM、O、Aを組み合わせmoaという言葉を導き出したとか。
因みにmoa(モア) とは数百年前まで、ニュージーランドに生息していた世界最大の走鳥類のことも指しているのだとか。
世界最大の走鳥類“moa”
元々は、ジュエリーの学校で講師として知り合い、それぞれで活動していたお二人でしたが、
『2k540 AKI-OKA ARTISAN』に出店するためにユニットを組んだそうです。
お店には、森山さん、益子さんそれぞれの個人作品と共同で取り組んだ作品があります。
『2k540 AKI-OKA ARTISAN』に出店したことによって
同じく出店している他のクリエイターさんとのつながりが出来たことも1つの魅力だとか。
「少しずつ、交流が出来るようになってコラボをしようという話も出てきました。自分たちだけでは絶対に分からないことも気付かせてもらったりしています。他のクリエイターさんが使わない部分を活用して作品に仕上げるといったことも始まっています。(森山さん)」
「このお店をやっていて面白いなと思うのは、単純に自分たちが作って売るだけではなく、今まで接触しなかった類の人たちとの交流を通して世の中をつながっていることを実感できることですね。つながることで化学反応がおこって何か面白いものができていく、1人では絶対出来ないことですよね。(益子さん)」
2mOa 益子さん
実際にお店を持った感想をお聞きすると
「お店をもつメリットは失敗する権利が持てるっていうことですね。
自分の中のやりたいことって失敗込みだと思うんですよね。やりたいことがあるから失敗がある。逆に失敗するからやりたいことが実現する。失敗するも成功するも自分の自由だとおもうんです。(益子さん)」
「自分の中で何も大切にしたいのかがお店につながると思います。
1人でやりたいことが追求できる人もいるし、他人とつながることで自分の力が発揮できる人もいる。色々なスタイル、考え方があると思います。結局はいかに「本気」であるということが一番影響するんじゃないかと思います。(森山さん)」
2mOa 森山さん
今後は継続することが今後の目標だという。
「継続することが一番難しいですよね。1人で出来ることってすごく限られてきますからね。
2人、3人ですることでより自分で引き出せないものを引き出すことが出来ればいいなと思っています。
気持ちが続く限りは、継続させてその活動の中でグッとくるものを作れていけたらなと思います。まだまだ出し切れていない。
もっともっと出していかないとな、と思っています。(森山さん)」
「ジュエリーっていうのはあってもなくても生きる上では困らないもの。
必要とされて存在するものは、こうでなきゃいけないものはある程度の束縛があると思うんです。
ジュエリーはそれがないから、基本的に自由に作ることが出来る。そこが一番面白いです。
その中でより人の心の在り方に変化を与えられるようなものも作っていきたいなと考えています。(益子さん)」
一つ一つの作品の背景に込められた思いをきいていると、お二人のものづくりに対する誠実さが伝わってきました。
見るだけでもユニークで楽しい作品ばかりですが、作品が生まれたストーリーを聞くと一気に見え方が変わってくるから不思議です。
次回は、『2moa』の作品を少しだけ紹介します。