少し前になりますが、モノマチのイベント期間中限定で、見学&体験ができると聞いて
台東デザイナーズビレッジから徒歩約1分の所にある“田中箔押所”さんにお邪魔しました。
こちらでは大手企業の名刺から、有名ブランドの革小物まで様々な素材に箔押しを行っているそう。
お話を伺っていると、なんと!今回取材させていただいた“AUTTAA”さんのロゴも、
こちらで押していると判明。
(箔押し後のシートはこんな感じです・・・)
この道50年の職人さんが、親切に色々と教えてくださいました。
今回特別に『AUTTAA』さんで買ったキーホルダーに名前を押してもらい、大興奮!!
出来ないことはない!何にでもトライする!をモットーにしている“田中箔押所”では、個人のお客様からのオーダーにも応えてくださるそうです。
そして、箔押しに初挑戦!
押すタイミングと力加減がとても難しかったですが、
初めてにしてはいい出来だと褒めていただきました。
今回の取材で、台東デザイナーズビレッジには近隣地域企業との交流や、
みなさんに守られながらブランドを育てていける
素敵な環境があるんだなと、実感しました。
『田中箔押所HP』↓みなさんもオリジナルロゴを刻んでみては?
http://www.tnk-hs.co.jp
前回、前々回に引き続き、3組目となる台東デザイナーズビレッジに入居中の
デザイナーさんをご紹介します。
今回は214号室に入居されている“AUTTAA”さん。
「甘くない手づくりの品」をコンセプトに靴を中心とした革小物を製作されています。
“AUTTAA”とはフィンランド語で「助ける、手伝う」という意味。
時間をかけて、使っていくことで“もの”を育て完成させていってほしいという願いが込められているそうです。
黒板のある広めの教室(アトリエ)にずらりと並べられている味のある靴やバッグたち。
やわらかな革の風合いを最大限にいかしたバッグも素敵です。
古着にもモードなスタイルにも合わせられるアイテムづくりを心がけているんだとか。
ちなみに、わたしは革製のキーホルダーと靴を購入しました。
デザビレに入居したきっかけについては、
靴の専門学校で講師をされていたデザビレの村長・鈴木敦さんと授業を通して知り合い、
2009年9月にデザビレに応募。2010年2月の入居と同時にブランドを設立されたそう。
初めての展示会ですぐにお客様がついたという実力派のブランドで、
現在は、北海道から九州まで各地に取扱店舗があるそうです。
最後に、作家さんをご紹介します。
エスペランサ靴学院を卒業後、紳士服メーカーへ就職。学生時代から
靴の展示会を個人で続けてきた新井直子さん。(写真↓)
そしてもうひと方は、同学院を卒業後、ロンドンでファッションやアクセサリーデザインを学び、
帰国後革小物づくりを始めた青野寛子さん。
新井さんの展示会に青野さんがお手伝いとして参加したことをきっかけに、
ふたりの活動がスタートしたそうです。
今回は、残念ながら青野さんにはお会いできなかったのですが、
おふたりで、丁寧にブランドを育てていっている様子が伺えました。
『AUTTAA』さんのHPはコチラ↓ぜひチェックしてみてください!
みなさんこんにちは。
昨日吉祥寺にあるショップ兼ギャラリーの「にじ画廊」に行ってきました。
1階が雑貨を扱うショップで、2階はギャラリーになっていて
ギャラリーでは、ほぼ毎週入れ替わりでいろいろな展示を行っているそうです。
昨日は女性作家4名による展示『にじの上でダンスを』を開催していました。
春を祝うヨーロッパのお祭り「Mayfair」をテーマに
それぞれの表現方法で作られた作品を
作家さん本人にお話しを伺うことができたので少しご紹介します!
まずは今回の展示のメインビジュアルのイラストを描かれたヤマモトヤマネさん。
Mayfair(メイフェアー)の準備からお祭りが終わるまでのシーンを
イラストで表現しています。
メインのイラストは、リボンを使ったメイポールダンスをする女の子たち。
カラフルな色使いが春らしい作品です。
5月の女王に選ばれた女の子。
メイポールダンスの手順もイラストでかわいく紹介。
続いてアクセサリーブランド「coccica(コッチカ)」のデザイナー西村佳野さん。
会場の真ん中に配置されたMayfairのパーティー会場をイメージしたテーブルが
展示スペースになっていました。
西村さんは身近なものから美しさを見出すことをテーマに
制作活動を行っているそうです。
植物や裁縫道具など、作品のモチーフは身近なものが多く用いられていますが
繊細な形と、ポイントに使われる色がとても上品で
特別な日に着けたくなるアクセサリーです。
Mayfairのパーティー会場をイメージしたディスプレイ。
炭酸水をイメージしたシリーズ。
シルバー部分に小さい気泡が付いたような加工が施されています。
クローバーをモチーフにしたシリーズ。
A to Zの頭文字から作られた26個のチャーム。
お守りのイメージで制作されているそう。
チャームに込められたそれぞれの意味も添えられています。
続いてご紹介するのは北井ゆかさん。
Mayfairは仮装をして楽しむ地域もあることから、
仮装をテーマにした作品を展示されていました。
モチーフはウサギに統一し、着ぐるみやマスクなど
素通りできない不思議な魅力のある作品が並んでいました。
着ぐるみやマスクは、やはり身につけてこそ!ということで
今後はモデルを使った写真撮影を計画されているそうです。
ウサギの頭と手としっぽのみの「半着ぐるみ」。
オープニングパーティーでは北井さん自ら着用したそう!
ウサギのマスク。くすっと笑ってしまう
ちょっとシュールな世界観が素敵です。
こちらはウサギのブラ!
モデルさんが着用されたら是非みたいです。
最後にご紹介するのは三村 麻奈さん。
インスタレーションの手法を使って、
北欧の神話を元に世界観を作りこんでいました。
画像は、ラタトスクというリスの郵便箱をイメージした作品。
近くにはリスが集めたものをイメージして鉛筆やおもちゃ、
床にもクルミが散らばっていたりとなんだかかわいらしい空間が演出されていました。
中に置かれている手紙の中身も本当に書かれていて
統一された世界観で表現されています。
物語に出てくる「太陽の使者ソール」のイラスト。
妹は「月の使者マーニ」で、神話の中では狼に追いかけられているという設定だそう。
左から
西村佳野さん(アクセサリー)
ヤマモトヤマネさん(イラストレーター)
三村麻奈さん(インスタレーション)
北井ゆかさん(着ぐるみ制作)
『にじの上でダンスを』は5/29(火)まででしたが、
にじ画廊さんでは今後も素敵な展示を予定されているそうなので
是非足を運んでみてください。
1階のショップにも小さな展示スペースがあり、作家さんの作品を楽しめますよ!
展示の詳細はホームページをご覧ください。
http://www12.ocn.ne.jp/~niji/
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