土を知る
第2回-----------畑を耕す
野菜づくりに適した土をつくるために、
まずは畑を耕すことから始めました。
わが家の土は、粘土質の土壌であることが分かったので
土の改良を行わなければなりません。
土はすぐに良くなるものではないので長い目で変えていくつもりです。
まずは粘土質土壌を改良するのに合わせて「天地返し」を行いました。
スコップで天地返し開始
天地返しする前
この天地返しとは、寒さの厳しい時期に、
土の表層と深層を入れ替えることです。
これによって暖かい土の中で越冬している虫や悪い菌などを
日光と寒気で死滅させたり、雑草の宿根を寒さにあてて、
春に生えてくる雑草を抑えるために行うものだそうです。
また、土を柔らかくすることにより、
種まきしたり、植えつけたときに、根がしっかりと張って、
植物が丈夫に育ってくれるなどの効果があるそうです。
冬以外にも作付け前には天地返しをしたほうが良いみたいです。
なぜなら、前の野菜づくりで使った堆肥などが土の深い方に下がっているので、
上下の土を入れ替えることで肥料が偏ったようになっているのを
直すことができるそうです。
こうすると作付け後に野菜の生育が良くなるそうです。
次にやらなければならないのが、酸性土壌の改良です。
日本は雨が多いので、土の中のカルシウム(石灰)や
マグネシウム(苦土)が溶け出し、酸性土壌になりがちなんだそうです。
酸性が強くなりすぎると野菜の“根っこ”が傷み、
必要な栄養を十分に吸収できなくなるので
酸性度を中和する必要が出てくるのだそうです。
苦土石灰を撒いたところ
ここで、そのステップどおりに進めます。
STEP1、タネまきや苗の植えつけの1ヵ月〜2週間前に作業。
STEP2、深さ20〜30cmを掘り起こし。
STEP3、1m2当たり100〜200gを目安に、苦土石灰を散布。
STEP4、石灰だけを散布すると土がかたくなってしまうので、堆肥も忘れずに補給。
ホームセンターで買ってきた苦土石灰は散布後すぐに作付けできるものなので
STEP1の1ヵ月〜2週間前に作業スルを短時間にできてとても便利です。
堆肥はすぐに植え付けができるとうたっている「お馬の堆肥」と
古い土のリサイクル材のふたつを土によく鋤き込んで
作付けの準備がほぼ整いつつあります。
堆肥を撒いたところ
苦土石灰と堆肥を一緒に撒いたところ
よく混ざった畑の土
天地返しをして苦土石灰と堆肥を良く混ぜ合わせて
作付けの準備が終わった我が畑。
なかなか良い感じになったような気がします。
次はいよいよ畝づくりです。
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