昨年末に開催したスペシャルイベントについてご報告します。
今回のテーマは『重ね煮デモンストレーション&試食会』。
重ね煮料理研究家の藤原恵美子先生に、講師をお願いしました。
重ね煮とは、野菜を鍋に順番に重ねて、
少しの塩と野菜から出る水分を利用して、じっくり火を入れていく調理法。
デモンストレーションでは、人参と玉ねぎの重ね煮を元に
『白菜の重ね蒸し焼き』『スムージー』の2つのアレンジレシピを作っていただきました。
残った白菜の葉を活用して、『白菜の豆乳チーズリゾット』も。
藤原先生にアドバイスをしていただき、野菜の切り方や重ね方を実際に体験。
少し姿勢を変えるだけで、野菜をラクに切る方法など、
野菜のプロだからこそ知る裏ワザを教えていただき、「なるほど!」の連続でした。
『白菜の重ね蒸し焼き』は、
人参と玉ねぎの重ね煮からつくったタネをギュギュッと白菜に詰めて。
いよいよ試食タイム。
どのお料理も、野菜本来の味が生きている優しい味わい。
「お塩だけで、こんなに野菜のうまみが引き出せるなんて!」との声。
食事の後は、お茶と、りんごの重ね煮で作ったデザートをいただきました。
そう、重ね煮はおやつづくりにも役立つのです。
お子さまの野菜ぎらいをきっかけに、重ね煮の研究を始めた藤原先生。
野菜独特の食感や苦味がやさしく生まれ変わる重ね煮のおかげで、
今ではお子さまの好き嫌いもなくなったそうです。
最後は『ベジ&ハーブ手帳』や野菜のオリジナルポストカードなどをお土産に。
藤原先生からは、自宅で作れる塩麹セットのプレゼントが!
参加者の皆さんに、イベントの感想をお聞きしたのでご紹介します。
「野菜の栄養を余すことなくいただく考え方は
生活を見直すうえでもよいことだと思いました。
丁寧につくったものを食べると、気持ちがほっこりしますね」
「重ね煮はお料理のレパートリーも広がるし、
時間のない働く女性にはありがたいですね」
家で実際に重ね煮にチャレンジしたという方からのご報告も。
「いろんな野菜の組み合わせを楽しみながら作りました」
「白菜とベーコンの重ね煮を作りましたが、
おいしすぎて常備菜の分まで食べてしまいました」
野菜について学ぶことができ、クラブ会員同士の交流も深められ、
とてもアットホームなイベントとなりました。