2013年8月 5日 15:47
カリフォルニア州の都市サンフランシスコで
「San Francisco Department of Emergency Management(緊急事態管理組織)」
という行政機関が主体となり、
緊急時に備えた新しい形のソーシャルネットワークサービス「SF72」をつくっているようです。
このサービスは、みんなで震災やハリケーン、豪雨などの様々な緊急事態に備えよう、
そのためにつながろうというものです。
SFはサンフランシスコ、72は災害における人命救助に関してよく言われる「72時間の壁」を意味しています。
カリフォルニア州において、ロサンゼルスとともに経済、工業の中心地として知られ、
金融センターとしてもアメリカ西海岸では重要性を持っている都市サンフランシスコ。
実は1906年のサンフランシスコ地震、1989年にはロマ・プリータ地震と、
2つも大きな震災を経験していることはあまり知られていない事実です。
しかし近年、アメリカではハリケーン サンディ、日本でも東日本大震災があり、
災害を乗り越え復興していくためには、
つながりあったコミュニティーの大切さを感じる方も多くいます。
SF72は、「This is our city.」というマニフェストを掲げています。
ソーシャルネットワークサービスを通じて、
緊急時への準備や、
いざという時に役立つ情報を取得できるように
サポートしていくことが目的です。
例えば、サンフランシスコは、デザインファームとして有名なIDEOとタッグを組み、
災害に備えたい人、誰かを助けたい人のオンラインミーティングができる場所づくりを展開しているなど、
緊急時の取り組みには注力しています。
リリース予定は今秋。
被害を受けた町に関するツイートのライブストリームや、
行方不明者の特定、自助や共助に関する情報などにアクセスすることができる予定。
加えて、避難者の宿泊のために、自分の家を登録することが可能だったり、
自分たちがどのようなスキルやモノを持っているのかなどを共有することができるとのこと。
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